お知らせとスタッフ日記

2021/05/12

貪欲

 

今から15年ほど前の話

 

ある中学校チームは

 

田舎でとても元気なチーム

 

前線の子どもがイケイケで

 

俺が決めてやるタイプ

 

大きな大会

 

得点のシーンで

 

キーパーにセーブされた

 

シュートに貪欲で、レッドじゃないか

 

て思うくらいに突っ込んでいった

 

キーパーのナイスセーブにより

 

あえなく阻まれたのだが

 

その後

 

彼は

 

自分のシュートを止めたキーパーに悔しさをぶちまけて

 

キーパーを叩くという行動に出てしまった

 

会場は騒然

 

「えっ、、、、えっ何が起きた」

 

そんな空気が流れ

 

一発レッドカード

 

そりゃそうだ

 

その後の展開は

 

言うまでもなく

 

「なんて指導の行き届かないチームなんだ」

 

とか

 

「質の悪い田舎のチームが」

 

とか

 

「なんて子だ」

 

そんな声があったかなかったかのようだった

 

その子は今では良い大人

 

良い職場に就いて

 

情熱をもって仕事をしている

 

現代でもそれくらいの熱はあっても良いと思っている

 

倒されてもユニフォーム掴んででも止める

 

そんな熱が

 

彼のした行為は、もちろん人格形成の時期半ばなので

 

その行為はどうなのかと指導せねば、ならないし

 

そもそも、キーパーから何かやられた訳ではなく

 

ルールに乗っ取ったプレイをされて

 

勝手にぶちギレた事

 

でもシュートに対する貪欲さは

 

感心したい

 

と随分の昔話だが

 

その場面は今でも鮮明に覚えている

 

記憶に残るプレー、どれだけあるだろうか。。。

 

一瞬を悔いのないよう熱く生きるていい