お知らせとスタッフ日記

2015/10/14

次へ進もう

最近の出来事です。

 

クラブ練習試合のとき、子どもが話をしていました。

『お父さん、お母さんが、試合を見ているから、ここでアップをすると邪魔になるから・・・。』と

アップをやめて引き上げてきました。

気配りができ、周りをみれたことは良いことだと思いました。

自分たちで判断し、行動できたことは良いことだと思いました。

 

以前なら、周りをみることなんて、出来ませんでした。

ところかまわず、ボールを蹴る、周りのことはみえない、自分のことだけ、

そんな振る舞いが、試合にも反映していました。

ボールはボンボン蹴る。

チームのことを考えない。

自分だけのプレーをする。

 

最近では、

繋ぐ意識がある。

プレーに意図がある。

ボールを受ける側のことを考える。

全体のことを考える。

そんなことができつつあります。

 

 

今回の周りの状況把握は良かったのですが、でもその後の判断はどうでしょうか。

 

アップは、他に出来る場所はある?

アップしなくていい?

何を優先?

アップなしで試合に出るとどうなるの?

 

結果、、、グダグダの試合

 

ウォーミングアップはとっても重要です。

少し疲れるくらい、しっかり体を温めるものです。

またチーム全員で声を掛け合い、やることで気持ちを一つにします。

最後のダッシュで汗をたくさん流した後、試合前の休憩に入ります。精神統一、リラックス。

決してアップを軽視してはいけません。

 

次の成長段階に進もう!

子供たちは、状況を把握した上で、自分たちはどうするべきかを考え、最良の選択を判断すること。

自ら出した判断行為は、正しい行為でありますが、

最良の判断かどうか?

 

今のチームに足りないことは何?

ゴールに向かう。

得点を取る。

勝ちにいく。

夢中になること。

 

 

コーチやお父さんやお母さんのためにサッカーをするの?

自分のため、仲間のため、チームのためにもっと自身が積極的に行動できたなら、

もっと楽しくて、気持ちがいい試合ができることでしょう。

できる力は、十分に備わってきています。

 

 

そのために私たち大人ができることは、サポート。

教えてあげることではなく、導いてあげること。

こうだろ!ああだろう!と答えを出してあげることではなく、どうしたらいいの?それでいいの?と聞いてあげること。

時間はかかりますが、試行錯誤して時間をかけた分、しっかりと身につくことだと信じています。

 

我々大人たちは、選手たちのことを一番に考え、子供たちの集中力を高め、一生懸命できる環境を整える。

天候・場所・施設・相手チーム・当クラブ参加者など、その時々で状況が異なります。

その場の柔軟な対応が必要になってきます。

 

私たちも、これでいい? どうしたらいい?

意識をもってみましょう。

考えてみましょう。

実は、我々大人が、子どもたち以上に考えなければいけない。

子供たちの良いお手本となるよう頑張りたいものです。